青果の魅力について~無限の可能性を持つ夢の商材~

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こんにちわ、てつじ(@ngttj_F_corgi)です。

突然ですが、僕は野菜や果物といった青果物が大好きです。

元スーパーの青果社員で主任をやっていましたが、体を壊してやむなく退職、

今は食品工場にて野菜などの仕入れに携わっています。

体を壊してしまいましたが、今でも青果好きは変わりません。

スーパーや道の駅で珍しい野菜が売っていたら、周囲にドン引きされるほど

興奮してしまいます。

なんでそんなに青果が好きなの?たまに聞かれます。

僕自身の振り返りを兼ねて今回記事に起こしてみようと思いました。

今、青果に携わる仕事をされている方や、別に野菜なんて何でもないじゃん

て思われる普通な方にも、青果の商材としての魅力について知っていただけたら

幸いです。

売上をリードする!青果はお店の顔

よく人は第一印象で決まる、なんていいますよね。

スーパーの印象も入ってすぐの売り場に左右されます。

お店に入ってすぐの売り場は、だいたい青果になってると思います。

青果は季節ごとの彩り豊かな果物や野菜で、華やかさを演出します。

また、最初に触れる売場で「メニュー提案」を行います。

例えば人参・たまねぎ・じゃがいもが安かったら大体カレーを作りたくなりますよね。

気温によっては肉じゃがなんかもいいかもしれません。

そういった具合に、よくない表現かもしれませんが、青果売り場以降のお客様の

買い物をコントロールすることができてしまうのです。

お客様は来店された時に、その日何を作るのか決まっている人は少ないといわれています。

つまり青果の売り場でしっかりメニュー提案ができていれば、お客様のその日のごはんの

悩みも解決し、他部門の売上も向上させることができちゃうんです。

お客様と仲間に貢献できる。それって素晴らしいことだと思います。

また、自身の取り組みがすぐに「売上という結果」に現れるので、

ゲーム感覚で楽しめるといった魅力もあります。

自分の取り組みの良し悪しがすぐに数字でフィードバックを得られるというのは

他の仕事ではなかなかないものだと思います。

お店の顔として売上を引っ張っていく、といった責任は感じるかもしれませんが、

成長を実感しやすい、やりがいのある仕事だと思っています。

日々を生きることの喜びを。四季折々の主役とともに。

野菜や果物には旬があって、季節によって売場がガラガラ変わります。

冬の鍋物の売り場から、春野菜が出てきて、梅が出たと思ったら

薬味が売り場に広がって、お盆の果物主力の売り場があっという間に過ぎ去り、

いつのまにか涼しくなって秋のきのこだらけのうりばに、

そして気づいたら年越しのみかんやら煮物やらの売り場になっていた…。

1年でも青果を経験されていれば、よくわかる光景ですよね。

このように四季に合わせて売場も変わっていきます。

青果の仕事では、その季節の旬の野菜や果物を全面的に売り出すことで、

お客様に四季を感じていただきながら、自身も季節の移ろいを感じていくのです。

「今年のりんごはおいしかったけど、柑橘の種類が増えてきたからもう終わりかな…」

「やっと清美オレンジが出てきたな…今年はおいしいのかな?」

といった具合に、去り行く季節を惜しみながら、これから迎える季節に想いをはせます。

忙しい日々の中でも、季節を感じられるというのは幸福なことなんじゃないかと思います。

無限の顔を持つ名優たち。活かすのはあなたの提案力。

野菜のすごいと思うところの一つに、同じ野菜でも調理法によって全然魅力が変わること

があると思います。「たまねぎ」を例にとってみます。

たまねぎは生で食べたら、ツーンとした辛さがありますよね。主にサラダで食べます。

たまねぎはさっと火を通すと、やや辛味が残ってしゃっきりします。野菜炒めですね。

たまねぎをじっくり加熱すると、甘くなります。飴色たまねぎとして隠し味に。

といった具合に、全然味が変わってきます。

それだけメニュー提案に幅を持てるということです。

たまねぎに限らず他の野菜でも火加減、切り方によって全然味や用途が変わります。

提案方法はあなたの知識の数だけあるんです。

ただチラシ特売の安売りの売り場には出せない、”本当の商材の魅力”を

あなたの力で引き出すことができるんです。

体が喜ぶ。力が湧く。鮮度の力。自然の力。

青果の販売に携わってる人、特にスーパーで働かれてる人には

ぜひとも産地や直売所で販売されている野菜を食べてもらいたいです。

鮮度のいい野菜を食べると、野菜から元気をもらえます。

(何言ってんだコイツと思われるかもしれませんが、他に表現が

見つかりません。。。語彙力。。。)

なんというか、生き返るような感覚になるんですw

お店で売ってる商品はどうしても、市場に置いてあったり物流センターに

おいてあったりと、収穫してすぐのものが出回ることは少ないです。

地場野菜なんかもありますが、アレも絶対その日の朝採れとは限らないのが

現状です。

ですので、可能であれば農家さんの直売所や、実際に産地に行って食べてみてください。

きっともっと野菜や果物のことが好きになって、仕事に興味が持てるはずです。

また、ここで改めて言うまでもありませんが、

野菜には食物繊維やビタミンA・C・D・Eなどが豊富に含まれ、腸内環境の改善や

免疫力の強化など、健康な生活を送る上では欠かすことができません。

あまり有名ではありませんが、ねぎやにんにくに含まれる硫化アリルは抗がん作用や

殺菌効果があり、きのこに含まれるBグルカンには抗がん作用や免疫力向上の機能

があります。

このように、野菜を食べることで得られる健康上のメリットは大きいのです。

おわりに

一通り、僕の思う青果の魅力について語ってみました。

本当に飽きないジャンルだと思います。いくらでもやりようがあるし、

探求心をかきたてられます。

スーパーから離れても青果からは離れられないなって改めて思いました。

今回は僕の好きなことについて改めて書きだしてみましたが、

青果以外でも自身の好きなものを「なんで好きなんだろう?」って

文字に起こして可視化してみると、自己理解が深まるかもしれませんね。

読んでいただいてありがとうございました。

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