こんにちは、てつじ(@ngttj_F_corgi)です。
1/5、1/15はいちごの日でしたね。
いちごと言えば、僕が少年だったころ、いちご100%という漫画がありました。
東城や北大路、向井あたりが好きでした。。。
甘酸っぱい、というよりはホロ苦い思い出がある作品でした。。。
今の若い方は多分知りませんよね、、、どうでもいい話はやめましょう。
さてさて話も逸れたし、いちごの日も過ぎましたが、まだまだいちごは旬の果物。
2~3月も果物の売上を引っ張ってくれる品種です。
今回の記事ではいちごの選び方や食べ方や種類など、
お客様向けに説明できるようになってほしい基礎知識のお話です。
売場でお客様に「どれがおいしいの?」って聞かれることもあると思います。
そんな時にわかりやすく説明してあげられると、あなたとお店の評価が
「親切な店員さんが接客してくれるお店」になって、お客様のリピートに
繋がります。
是非覚えていってくださいね。
いちごの見極め方~どんないちごがいいの?~
以下の3点を意識してください。
- 前日陳列されたものは避ける
- ヘタが濃い緑のもの
- いちごの果実の部分につやがあって傷がないもの
【論外!】パックの裏を見た時にドリップ(果汁)が出てるものやカビが生えてるものは最悪!!
それぞれについて解説していきましょう。
1.前日陳列したものは避ける
品種によって差はありますが、いちごはとても傷みやすい果物です。
冷蔵保管したほうが当然長持ちします。
ところが売場に陳列されたいちごは(冷ケースに入っていても)外気に触れています。
ほとんどのスーパーで夜中は冷蔵庫にしまいますが、一度売場に出したものは
それだけ鮮度が劣化してしまうのです。。。
2.ヘタが濃い緑のもの
3.いちごの果実の部分につやがあって傷がないもの
2と3は純粋に鮮度の目安です。
鮮度がよければ、それだけ味もいいですし長く食べれます。
カビや腐り以外に鮮度を見るときの参考にしましょう。
【論外】ドリップ(果汁)やカビ
スーパーではほとんどのお店で陳列前に鮮度チェックをしていますが、
全ての商品に目が行き届いていないこともあり、“パックに果汁がしたたっている”
“カビが生えている”といったものが存在しないわけではありません。
残念ながら開店前に鮮度チェックを行っても、お昼にはこういった状態になっている
ことは割とあります。。。
すべての青果物に言えることですが、青果物は生き物です。
生き物はいつ死ぬか誰にもわかりませんよね。
ですので、「開店前に鮮度チェックしたから大丈夫」「ほかの人が陳列の時に鮮度見てたから問題ない」ではなく、必ず自身が品出しをする際や、前出しを行う時に最低でも両手の届く範囲は一通り鮮度チェックをかけましょう。パックを後ろから、隙間を見るくらいのつもりでやりましょう。
手間かと思いますが、クレーム対応に行くよりもはるかにラクです。
昔クレーム対応いったことありますが、どんなお客様かわからないから怖いですし、
お店の信頼を落とすので、長期的な売上チャンスを無くすことにつながります。
ちょっと大変でも鮮度チェックは手を抜かないようにしましょう。
いちごの食べ方~どう食べるとおいしいの?~
いちごの食べ方についてですが
ヘタのほうから食べて、食べ終わりに先端部を食べるようにしましょう。
じつはいちごは先端にいくほど甘いんです。
ですので、最後に甘いと感じたほうが、おいしいという印象が残りやすいです。
また、食べるときはその時食べる分だけ洗いましょう。
洗い方もボウルに水を貼っていちごをしばらく浸してから
振り洗いをしましょう。ヘタを取るタイミングは洗ってからです。
いちごは非常に痛みやすいので、なるべく触れないようにします。
また、水分がついていると痛みも早くなるので、
先の述べた通り食べる分だけ洗い、洗ってしまったものは食べきりましょう。
どうしても食べきれないほど洗ってしまった場合や、
大量にあって食べきれない場合は、冷凍保存やジャムにしましょう。
いちごミルクなどのスイーツにしてみてもいいですね。
いちごの種類~どんないちごがあるの?~
スーパーなどでよくみられるいちごは以下の種類ではないでしょうか。
①とちおとめ(主要産地:栃木県)
果肉は赤め。やや酸味を感じやすい。練乳との相性よし。
②べにほっぺ(主要産地:静岡県)
酸味が控えめな分甘く感じる。練乳との相性もよし。
③いばらキッス(主要産地:茨城県)
やや薄味だがほのかな甘みを感じる。練乳との相性もよし。
④あまおう(主要産地:福岡県)
あかい・まるい・おおきい・うまい、あ・ま・お・う。確かに甘い。果肉は赤め。
やや酸味があり、ジューシーに感じる。練乳との相性もよし。
⑤ゆめのか(主要産地:長崎県)
ほのかな酸味と甘みのバランスがいい。練乳との相性もよし。
⑥いちごさん(主要産地:佐賀県)
佐賀県が最近力を入れてる品種。果肉が赤く、ほのかな酸味と甘みを感じる。
練乳との相性もよし。
他にも、やよいひめ(群馬県)、とちひめ(栃木県)、のうひめ(岐阜県)、さぬきひめ(香川県)、ゆうべに(熊本県)といったご当地いちごから、
スカイベリー(栃木県)、エンジェルエイト(白イチゴ)といったこだわりいちごも存在します。
ちなみにこれはあまり自発的に発信することはお勧めしないのですが、
お客様から「どのいちごが長持ちするの?」って聞かれることってたまにあると思います。
強いて回答するなら「とちおとめ、やよいひめ、さちのか、あたりが長持ちしやすいって言われています」という程度の回答にし、断言は避けましょう。
先述の通り、果物は生き物です。いつ死ぬかわかりません。
一般論での回答であることと、絶対に長持ちを保証できるわけではないことは
明確に伝えましょう。のちのクレームを避けることにもつながります。
さて、いちごの種類について味がどうとか書きましたが、
ここには主観が多いに含まれることと、その時食べた粒の鮮度熟度に左右される
を忘れないでください。
早い話が、上記は全部食べ比べてみた僕の感想でしかないです。
逆に言えば、お客様から「どれがおいしいの?」と聞かれた時は
実際にあなたが食べてみた中でおすすめの品種を素直に紹介してください。
「この前食べ比べてみたのですが、僕はあまおうが甘くておいしいと感じました」
といった具合ですね。
正直同じ価格帯のいちごであれば、そこまで食味に差はないことが多いです。
まとめ
最後に記事を振り返りましょう。
●選び方…ヘタが濃い緑で、果皮にツヤがあって傷がない。前日のものは避ける。
●食べ方…先端が甘いのでヘタから食べる。洗ったらすぐ食べる。
●種類…色々ある中で、あなたのおすすめを見つけましょう。
いかがだったでしょうか。
正直この記事を読んだだけでは覚えられないと思います。
実際にご自身が販売をする中で、鮮度チェックを繰り返し、
また、食べてみることで学んでいってくださいね。
次回の記事ではいちごの売上の伸ばし方について書いていきたいと
思います。
読んでくださってありがとうございました。
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