こんにちわ、てつじ(@ngttj_F_corgi)です。
母の日が近付いてきましたね。
みなさん親孝行してますか?できてますか?
なかなか胸を張ってYES!と言える人はいないのではないでしょうか。
ついつい世話を焼いてもらうのが当たり前、とかいつまでも口うるさいとか思っちゃってたりしませんか?
お恥ずかしながら、ぼくもそうです。
でも年に一度の母の日くらい、日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
このブログではたまに若手青果社員向けに野菜や果物の売り方について記事を書いています。
今回の記事でも青果の売上アップのために記事を書いていますが、前述したような母の日に何かしてあげたい、けど何も思いつかない~、と言ったお悩みを抱えた方にもヒントになることがあると思います。
この記事を参考にしていただいて、青果の売上アップや、お母さんへの日頃の感謝を伝えるキッカケにしていただけたら幸いです。
さて、導入が長くなりましたが、ぜひとも母の日に向けて拡販してほしい、母の日の買ってほしいお野菜とはいったい何なのか。
ズバリ、トマトです。
母の日にトマトを推す理由は、今が一番おいしい時期ということと、トマトの花言葉が”感謝”だからです。
トマトは春が激ウマ!
トマトの旬と言えば、夏のイメージがありますよね。
でも実はトマトが一番おいしい時期は春や秋なんです!
夏のトマトは生育が早く、ポコポコ収穫されてたくさん出荷されるので安いんですが、ポコポコ出荷される分、味がしっかりとつかないんです。水分多めのさっぱりトマト。
一方、春や秋のトマトは味が凝縮されていておいしいんです。
これには春秋が朝晩の寒暖差があることで、日中は太陽をたっぷり浴びることができ、夜は涼しいというトマトの本来の産地のアンデスの気候に近い「日差しはいいけど清涼」という気候条件を満たすことと、夏場と比べてじっくりと生育されることによって栄養や味が凝縮されるからなのです。
かんたんなトマトの見分け方
簡単にトマトの見分け方について説明しますね
〇アタリのトマトの見分け方〇
- ヘタが緑色で切り口が新鮮
- 硬く絞まっていて丸みがあるもの
- ヘタの反対側の頂点から表面に緑のスジが多いもの
- 手に取ってみて重みの感じるもの
×ハズレのトマトの見分け方×
- ぶよぶよしているもの
- 皮に色むらがあるもの
- ヘタが枯れているもの
- ヘタの周辺に白い斑点があるもの
- ヘタの近くにひび割れがあるもの
重さの指標はあいまいなので、難しいと感じる場合はヘタや色むらなどの見た目でわかりやすいものを選んでみてくださいね。
ちなみにアタリのトマトの3の緑のスジがあるものは甘いトマトの目印。見かけたら是非買ってみてください。
ただ、トマトはデリケートな野菜です。選ぶときは丁寧に触ってもらうよう、お店側も注意書きをしましょう。でないとバラコーナーが傷んだトマトだらけになる可能性もありますよ。。。
カンタン!オススメ!トマトの食べ方提案の売り場
トマト単品でなく、もちろん他の野菜と合わせて売り込んでいきましょう。
ここでは冒頭に述べた”ひごろ親孝行できてない人ができる親孝行”という前提に基づいてサラダ提案をしていきたいと思います。
「トマトをサラダって王道じゃん!」って思われるかもしれませんが、王道ゆえに奥が深いです。
一緒に売りたい商材は以下の通りです。
- 新たまねぎ・・・旬の食材。今しか食べれない生食向きの辛味の少ない玉ねぎ。
- アスパラ・・・同じく旬の食材。鮮度が味に響くので買ったその日に食べるかボイルを。
- セロリ・・・同じく旬の食材。クセがあるので好き嫌いは確認しておきましょうね。
- アボカド・・・トマトは油分と接種することで効率よくリコピンを接種できます。美肌効果やアンチエイジングなど、女性にうれしい効果が!
上記に挙げた食材たちはカラーコントロールにもすぐれ、目を引く売場を作りやすいのもポイント。
アスパラ 新たまねぎ トマト セロリ アボカド
こうやって文字で並べてみただけでもカラーコントロールのしやすさがわかると思います。
母の日の売り場を作る意義を考えよう
スーパーの仕事って季節のイベントに応じて売場を作っていきますよね。
イベントごとに売れる商材が異なるため、販売数に合わせて売場を変える必要がある、という認識の方が多いのではないでしょうか。
売れないものをいくら陳列しても労力の無駄ですし、逆に売れるものを適切な場所で適切な量を販売しないと、チャンスロスになってしまいますよね。
ただ、ぼくとしてはそれよりもずっと大切な意義があると考えています。特に母の日は重要です。
それは青果社員の販売の仕方によって、お客様に大切な人への感謝を伝えるキッカケを作ることができ、お客様とお母様を幸福にする手助けができるということです。
あなたの心遣いでお客様に幸福を提供することができたという、他者貢献の成果なのです。
青果で売り上げを作るには、”売れるものを適切な価格で売った”だとか”売れてるものの売り場を拡げて売り込んだら売れた”とか”入荷した野菜が物が良くて売れた”とかいった要因が大きく影響してきます。
しかし、価格を訴求し続けていけば薄利多売になって疲弊します。競合と安売り合戦していたらキリがありません。また、常に品質が良い野菜が仕入れられるかもわかりませんよね。
こういった値段や品質に頼らない売り方の引き出しを持っていれば、あなたのお店に訪れる価値をお客様に提供することができ、他店との差別化を図ることができます。
情けは人のためならずと言います。お客様にとってどういった価値を提供できるかを追求した結果として、あなたのお店がお客様から支持されるのです。
まとめ
今が旬でおいしいトマト。そしてその花言葉は”感謝”。
これほどまでに母の日に売り込むべき野菜はないと思っています。
カーネーションやアップルマンゴーに加えて、今年はトマトの拡販にもチャレンジし、お客様がお母様に感謝を伝える後押しをしてみてはいかがでしょうか。
そして母の日の売り場の作り方を通して、お客様に商品提案をする上での考え方を学んでいただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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